猫だらけ旅まみれ

三十路OLの旅Blog。より良い海外旅行の為の、過去の記録とノウハウなど。

海外ツアーの選び方1 ~あなたに最適なプランを見分けるチェックポイント5つ~

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海外旅行に行こうと決めて、まずやらなければいけないのがプラン選びです。いつどこに行こうか、個人で手配するか旅行会社にお願いするか…選択肢は沢山有りますが、今回はやっぱりツアーが安心かなという方のために、あなたに最適!かつお得な海外ツアーを見分けるチェックポイント5つを紹介します。

一言でツアーといっても、内容は勿論、安い買い物ではないので費用面も気になるし、「一番安いからこれでいいや!」「高いお金出すんだから大丈夫でしょ?」なんて適当に選んで、現地でイライラモヤモヤ…なんてことは出来るだけ避けたいところ。そこで、

≪ツアー選びの秘訣≫
自分がどうしても妥協できないことと、不要なもの/我慢できることをハッキリさせること。

悲しいことに「内容の割りにすごく安い!掘り出しもの!!」というツアーはそうそうありません。良くも悪くも値段相応です。なので妥協出来ない部分にはお金を払う必要があるし、不要な部分を削ることがコストカット=お徳に繋がります。

旅行会社は良い部分をアピールして広告を作りますが、デメリットも隠しているわけではないので、着眼点さえ分かればある程度の情報は必ず拾えます。これから紹介する5つのポイントのうち、あなたにとって譲れないことはなんでしょうか?

せっかくの海外旅行、「確かに安く済んだけど…」「高いお金を払ったのに…」なんて悲しい思い出にならないよう、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。

※どの国にも応用は効くと思いますが、本記事の情報はヨーロッパベースです。また私はHISユーザーなので、開示されている情報や工程表の文言等は全てHIS基準になります。


今回のもくじ


ポイント⓪:旅行の仕方

海外旅行の行き方は大きく分けて3種類あります。

(1)個人旅行

今回細かくは取り上げませんが、航空券やホテルから移動手段の確保まで全て自分で行う、完全フリーのスタイルです。食事も勿論付いていません。その替わり、いつどんなホテルに泊まって何をどれくらいするか、全て自由に選ぶことができるのが何よりのメリット。周遊ではなかなか勝てませんが、1都市滞在ならツアーより安く付く場合もあります。(ツアーより良い航空会社、良いホテルを使ってもお値段トントン、ということも。)

全て自己責任で手間がかかるというのも勿論なんですが、個人的に個人旅行の一番のデメリットは「航空券のキャンセル料が重たい」ことだと思います。ホテルはギリギリまでキャンセル可能な所も多いのですが、安い航空券は買った数日後から数万円レベルのキャンセル料がかかります。

ツアーなら基本的に1ヶ月くらい前までは無料でキャンセルできるので、かなり助かります。


(2)パッケージツアー

航空券とホテルを基本に、プランによっては交通機関のチケットや施設の入場チケット等が含まれている形式です。添乗員はいないので、出発したら全て自分で切り盛りする必要がありますが、現地で困ったときには旅行会社の窓口に相談もできます。一番面倒な事前の手配を全て任せた上で、現地では比較的自由に時間が使える、ある意味良いとこ取りな方法かも知れません。

添乗員同行ツアーに比べれば自由に時間が使えるパッケージツアーですが、旅行会社の提示する組み合わせの中から選ぶ、と言う意味ではある程度の制約(航空会社やホテルが選べない、移動日が固定されている等)があるのが個人旅行との大きな違いです。


(3)添乗員同行ツアー

海外旅行のイメージといえばやはりこれでしょうか? 航空券、ホテル、交通機関、施設の入場料、食事代等々が含まれている上、旅程の全てに添乗員がついてくれます。初めての海外旅行でも、現地の言葉が話せなくても、下調べの時間が取れなくても安心なスタイルです。 デメリットとしては圧倒的に時間に自由がきかないことですが、プランの選び方によってはそうとも言い切れません。

添乗員同行ツアーの隠れたメリットとして、重たいトランクを自分で運ぶ必要がほぼ無いという点もあります。旅行中は基本的にバスで移動するので、朝ホテルを出てバスに積んだら次のホテルまで載せっぱなし

個人旅行やパッケージツアーでは、ホテルやコインロッカーに預けるしかないので、余分なお金がかかったり、もう一度そこに戻る必要があったり、というデメリットになります。


(+α)オプショナルツアー

現地発の観光ツアーです。
「このツアー、かなり理想的なのに△△美術館の入場観光がない」「□□の街には是非行ってみたかったのに、どうしても良いツアーが見つからない」というような時には、オプショナルツアーを利用することも含めて考えると選択肢がぐっと広がります。
旅行会社が用意するオプショナルツアーも有りますし、その他有名なのはVELTRA(ベルトラ)等。


ポイント①:訪れる国・都市

特にポイントと言うほどのことではないですが、「ここぞ」という目当てがあるなら、それを含んでいるツアーを選んでください。

・もしちょうどいいプランが見つからなくても、近郊都市でフリータイムがあれば「個人で行く」「オプショナルツアーで行く」という手が使える場合もあります。

・ツアー代金の相場は国や都市によって変動します。(物価や人件費、就航している航空会社や便数、ホテルの数、そもそもの需要 等)


ポイント②:旅行する時期

(高い)オンシーズン、日の並びが良い > オフシーズン、日の並びが悪い(安い)

何が何でもココしか休めない!という制限があったり、日程が決まっているイベントやお祭が目的なら話が早いのですが、旅行に行く時期って意外と決めずらいです。そこで、迷った時には「最高/最低気温」「日の出/日の入時間」「雨季/乾季」「日本の暦」「現地の暦」から考えるのをオススメします。

・最高/最低気温
国内でも同じですが、単純に暑すぎても寒すぎても疲れます。ヨーロッパなら春か秋(北欧なら夏~初秋)が快適。クリスマスがある12月も捨てがたいですが…

寒い時期のデメリット
①荷物が増える。服が嵩張るのでトランクがパンパンになるのは勿論ですが、マフラー手袋帽子やカイロで観光中の手荷物も断然多くなります。 ②沢山着込むので、予想以上に動きづらく疲れる。 ③スマホやカメラのバッテリーの持ちがすこぶる悪くなる。カメラのバッテリーは3つ持っていっても1日持つかギリギリ。
・実は暑い時期の旅行は経験がありません…いつかどこかに行ったら更新します😎


・日の出/日の入時間
例えば夏至(6月)と冬至(12月)の日照時間の差。日本はせいぜい4時間程度ですが、ヨーロッパ方面では7時間以上差があることも…。暗くなると観光がしずらいのは勿論、治安の面からも出歩きにくくなるので、遊べる時間に差が出ます。逆に夜景やライトアップが目的なら日が長すぎる時期はNGですね。

特に北欧は日照時間の差が顕著で、フィンランドヘルシンキでは夏の日照時間は19時間もあり、22時でやっと夕焼け。逆に冬の日照時間はたった5時間、16時過ぎには真っ暗です。「いやいや、店舗の営業時間は変わらないし、ただ暗いだけで同じように遊べるでしょ」と思ってましたが…これが大間違い、本当に寒くて暗いと動く気力が湧かなくてダメです。
ちなみにハワイの日照時間は年間通じて11~13時間、気温もほぼ変わらないというさすがの天国っぷり。


・雨季/乾季
国によっては要チェック?
ヨーロッパ方面には日本の梅雨のような極端な雨季はないそうなので、私は運次第と思ってあんまり気にしません。ただ、冬は雨や雪が降らなくてもどんよりと曇っている国が多いようです。


・日本の暦
盆正月、GW、SWは間違いなく旅費が高額です。学校の長期休みの時期や、祝日による三連休がある場合も少し高くなります。基本的に有休の日数が少なくて済む日程は上がる傾向があるので、自分の有休事情&お財布と相談してください。


・現地の暦
まず日曜日と祝日。近年はヨーロッパでもだいぶお店が開いているところも増えているようですが、念のためチェック。特に終日フリータイムの日に被ってしまうとナンヤカンヤで出来ることが限られます。 それから目当ての施設やイベントがある場合は、休館日や開催スケジュールも忘れずチェックしてください。遠路遥々いざ行ってみたら閉館なんて…恐ろしいですね。


→→→ ヨーロッパの安いツアーは、寒くて日の短い冬に出ます。ただ国によっては日本と同じくらいの寒さ暗さで済むところも多いので、コスパを優先するのも大いに有り。 できれば気候の良い時に行きたいと言う方は、GWを除いた4月~5月が意外と穴場かもしれません。寒さも和らいで日もだいぶ長くなり、値段も夏のピークに比べればだいぶ安いです。



長くなったのでポイント③〜はまた次回!